みなさんこんにちはLife ConsultantのHiroakiです。
今回は心理学の種類と活用法シリーズ仕事編と言うことで、
仕事に活用できる心理テクニックを、5分で読めるサイズにまとめてお送りいたします!
心理学を使って業績を伸ばすことなんて可能なの?
って思っている人も多いと思いますが、実は心理学は大手企業でも業績アップのために活用されています。
一例として、色彩心理学を導入した例をご紹介します。
マクドナルドや松屋などのファーストフード店では黄色や赤色、オレンジ色が店舗に使われています。
人は黄色や赤色もオレンジ色として無意識に認識するのですが、このオレンジ色は空腹を感じさせる色です。
なぜ空腹を感じさせるかというと、オレンジ色が火や果物や野菜などの食を連想させる色だからと言われています。
また、オレンジ色には時間を長く感じさせる効果もあるため、短い食事時間でも、店内に長くいたように感じさせることができます。
そのため、すき家や吉野家といったファーストフード店では赤色や黄色、オレンジ色がよく使われています。
このように、ビジネスのシーンで役に立つ心理学のテクニックはたくさんあります。
ここでは、カンタンに試せるものから順番に紹介しています。
どの方法もすぐに使えますが、効果の高い方法ばかりですので、ぜひ日々の仕事に役立てください。
全てのビジネスで最も重要な技術 返報性の原理
あなたは他人から親切にされたり、プレゼントをもらったりしたとき「何かお返しをしなければ」と思ったことはないですか?
この相手にお返しをしたくなる心理のことを「返報性の原理」と呼びます。
まず自分が相手に親切な対応をすれば、親切にされた相手は「お返しをしなければ」と思って親切な対応で応えてくれます。
お中元やお歳暮をもらった相手には、「お返しを考えなくては」と思った経験があるという人もいるでしょう。
先ずは自分から、相手に提供すると言うマインドがどんなビジネスにも重要になってきます。
逆に何も提供された事のない人から、いきなりこれ買って欲しいと言われても、買う気にはなりませんよね?
返報性の原理についてはまた別の機会により詳しく解説したいと思います。
POINT:提供することこそ、成功の近道
価値を創造する 希少性の原則
「希少性の原理」とは、人が欲している量(需要)に比べ、利用できる量(供給)が少ない時、そのものの価値が高くなる、または高く思える心理的な現象のことをいいます。
「本日限り」「お1人様2つ限り」 「1日20食限定」
というように数や期間が限定されているものをほしくなってしまういますよね。
ルイヴィトンやロレックスといった大手のブランドでも「世界で限定500個のみ」と希少であることをアピールして、商品を販売しています。
人はいくつでも、いつでも手に入るものであれば、なかなか今買おうとは思いません。
商品を販売する際は、 「期限までに買わないと手に入らなくなる」 「残り3個しかありません」 など商品に希少性をつけることで、売上アップに役立ちます。
POINT:ただ売るのではなく、価値を創造して希少性を高めよ!
やる気の出ない自分をコントロール 作業興奮
あなたは仕事したく無いなーって思ってしまう事などありませんか?
私はしょっちゅうです(笑
でも実際にやり始めてみたら、不思議とやる気が湧いてきて作業が進んだという経験はありませんか。 これを「作業興奮」と呼びます。
脳科学の分野でも実証されている事ですが、実は人の脳はやる気になってから、やる気が出てくるのではなく、何かをやり始めるとやる気が湧いて出てくるようになっています!
したがって、嫌な仕事であっても、とりあえずやってみるということをすれば、徐々にやる気が起きてきて作業を進めることができます。
あれこれ考えて仕事を先延ばしにするよりも、3分でもイヤイヤでもいいので、まずは作業を始めてみましょう。
POINT:やる気がある無いに関係なく、やり始めるとやる気になる!
営業や交渉に最適 ドア・イン・ザ・フェイス
本命の要求を通すために、まず大きな要求をして、断った後に本命の要求を出すという方法が「ドア・イン・ザ・フェイス」と呼ばれるテクニックです。
「譲歩的要請法」とも呼ばれるテクニックです。
例えば、
営業「御社専用の新しいシステムを作成するのに、500万円かかります。いかがでしょう?」
担当者「それはちょっと、難しいですね」
といった具合に大きな要求を最初にします。
その上で、本来の営業目的でもある、
営業「それでしたら、既存のシステムでも同等の効果を発揮できるシステムが月額1万円のでご利用可能なんですが、いかがでしょう?」
担当者「それなら、検討の余地はありますね!」
といった具合に、一気に要求を下げて相手に商品を買ってもらうと言う手法です。
POINT:本来の要求よりも大きくすることで、YESを貰いやすくななる!
セールスマンの鏡テクニック フット・イン・ザ・ドア
「セールスマンがドアを閉められる前に足を入れれば勝ち」という語源から生まれた心理テクニックです。
「フット・イン・ザ・ドア」は「段階的要請法」とも呼ばれるテクニックです。どんな方法かというと、最初に小さな要求を受け入れてもらい、最終的に本命の要求を受け入れてもらう方法です。
先ほど紹介した「ドア・イン・ザ・フェイス」は大きな要求をした後に、本命の要求を通す方法でした。なので、「フット・イン・ザ・ドア」は対照的な方法になっています。
たとえば、洋服の販売員はよくこの「フット・イン・ザ・ドア」のテクニックを使います。
いきなり「洋服を買ってください」と言ってもお客様に洋服を買ってもらうのは困難です。
そこで、まずはお客様に「よかったら試着してみませんか?」と促して、試着させます。
人間の心には、「自分の行動と矛盾する行動は取りたくない」という「一貫性の法則」も働いています。
そのため、「試着したんだから買わないと」と思い「お似合いですね。いかがですか?」と販売員が要求を出すとつい買ってしまうのです。
他にも、訪問販売等で昔よく使われていたのは、
「トイレを貸してください」とチャイムを押して、貸してもらったお宅で、そのまま営業を行うという事もこのテクニックに含まれます。
「実は私訪問販売をしておりまして、こちらの商品買っていただかないと、家に帰れないんです」
なんておばあちゃんが言われたら、すんなり買ってしまうんじゃ無いかって思いますよね。
このテクニックの防御方法としては、最初の要求を受けないというのが鉄則ですが、
もし最初の要求を受けてしまっても、意識して次の要求は断るようにしましょう。
因みに、恋愛の分野でも十分使えるテクニックになってますので、ナンパとかね…
あまり悪いことには使って欲しく無いと思いますが、本当に人の事を考えて使う分にはいいものだと思いますので、皆様の善意にお任せするとしましょう。
POINT:小さな要求をして、関係性を構築しよう!
まとめ
今回も直ぐに使えるテクニックばかりでしたね!
因みに今回の内容をより詳しく知りたい方の為に、記事の元になっている本をご紹介いたします。
【影響力の武器】という本で、この本をキッカケに、起業家を目指した若者も多数いると言われています。
まさに読んだ人が即座に影響力を得られるという内容になっています。
私自身も買って読んでますが、家宝にしようかと思うくらいとても濃く素晴らしい内容になっております。
最後になりましたが、StudioK Life ConsultantYOUTUBEチャンネルでは、
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